欧州時間に入りドル円は2018年12月以来となる113円台に乗せている。NY時間は多少の調整があったとしても堅調地合いを維持できるか。なお、本日は米国がコロンブスデーのため債券市場が休場なことで、先週のような米金利高によるドル買いは起こらないことには注意をしておきたい。
米債市場は休場ではあるものの、NY市場はここ最近神経質な値動きを繰り返していることで、本日も動きが激しくなる可能性が高い。特に警戒をしなければならないのは、原油先物価格の動きだ。すでに本日の時間外のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)11月限は81ドル台まで急騰している。石油輸出国機構(OPEC)プラスで増産が維持されたままと発表されて以来は強い買いトレンドが続いているが、欧州各国や中国のエネルギー不足が囁かれていることもあり、トレンドがなかなか変わりそうもない。もっとも、先週は米国が「戦略的石油備蓄(SPR)を放出することを検討」との報道も流れたように、SPRの放出で一時的な買いが弱まった場合は為替市場にも影響を与えそうだ。
原油価格以外では、NY時間ではあまり中国恒大集団についてのニュースは流れにくいだろうが。油断は禁物となるか。過剰債務問題に直面する中国恒大集団を巡り、新たな米ドル建て債券の支払期限を11日に迎え、1億4800万米ドルの利払いを行う必要があることから、デフォルト(債務不履行)リスクが警戒されている。デフォルトが発表された場合は、リスクオフの円買いに動く可能性には要警戒となりそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、2018年12月13日につけた113.71円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、10月8日高値112.25円。
