日経平均の大幅高を支えにドル円は買いが先行。欧州タイムに入っても円売りの流れが継続し、114.08円まで上値を伸ばした。ただ、その後は米長期金利が低下に転じたことも重しとなり、114円近辺で伸び悩んでいる。


 米長期金利の上昇は一服しているが、引き続き高い水準を維持しており、日米金利差を背景にドル円の底堅い動きが続きそうだ。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で資産買入れの段階的縮小(テーパリング)開始の表明が織り込まれており、ドル円の下値は堅い。一方で、パウエルFRB議長が早期利上げに否定的な見解を示し、積極的に上値を追う展開にはなりにくく、114円台では利食いの売りに押されやすい。NYタイムでは住宅データや消費者信頼感指数などの発表が予定されているが、ドル円は株価や米金利、原油相場を眺めながらの動きが予想される。


 テクニカル的には日足一目均衡表・転換線(本日 113.96円)の攻防に注目。一時的に同転換線を上回っているが、終値ペースで同水準を上抜けできないと上値の重さが意識されそうだ。


・想定レンジ上限

 ドル円は22日の高値114.21円、21日の高値114.41円が上値めど。


・想定レンジ下限

 ドル円は本日これまでの安値113.68円や昨日の安値113.47円が下値めど。