2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控える中、ロンドンフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されたことで113.99円付近まで強含みに推移した。ユーロドルは1.1575ドルまで軟調推移。


 本日のアジア外国為替市場のドル円は、東京市場が休場で、明朝3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を控えていることで動意に乏しい展開が予想される。


 ドル円は閑散取引の中で、113.75円、114.00円、114.30円のNYカットオプションのマグネット効果も値動きを抑制することになる。

 ドル円のテクニカルポイントは、一目・転換線の113.85円にある。ドル円のオーダー状況は、上値には、114.30-70円に断続的にドル売りオーダーが控えている。下値には、113.30-50円に断続的にドル買いオーダーが控えている。


 米連邦公開市場委員会(FOMC)では、今月からのテーパリング(資産購入の段階的縮小)開始は織り込み済みとなっており、注目ポイントは、利上げ時期の言及となる。パウエルFRB議長は、雇用が新型コロナウイルス感染拡大前の水準を下回っている状況を踏まえれば、「利上げは時期尚早であり、その時ではない」と早期利上げ観測を否定している。しかしながら、フェデラル・ファンド(FF)金利先物は、テーパリング(量的緩和の縮小)完了が予想される直後の2022年6月に米連邦準備理事会(FRB)が利上げに着手する確率が65%を超えることを示唆している。

 ドル円の買い材料は、FRBの早期利上げ観測、原油価格の上昇基調を受けたインフレ高進の持続化観測が挙げられる。ドル円の上値を抑える要因としては、中国恒大集団の子会社が6日に8250万ドルの支払い期限を迎え、今月中に1億4800万ドルの利払いで猶予期間が終了すること、バイデン大統領の1兆7500億ドル規模の税制・社会保障支出に対して、米民主党穏健派のマンチン上院議員が反対していることなどが挙げられる。