本日のNY為替市場のドル円は、10月米卸売物価指数(PPI)を見極める展開となる。
10月米卸売物価指数(PPI)の予想は前月比+0.6%、前年比+8.6%で、9月の前月比+0.5%、前年比+8.6%から前月比ベースでの上昇が見込まれている。食品とエネルギーを除くコア指数の予想は前月比+0.5%、前年比+6.8%で、9月の前月比+0.2%、前年比+6.8%から前月比ベースでの上昇が見込まれている。原油価格が高止まりし、サプライチェーン(部品供給網)の混乱が続いていることで、ポジティブサプライズに要警戒となるものの、現状は米10年債利回りの低下により、ドル買い持ちポジションの手仕舞いが続いていることで、ネガティブサプライズにも要警戒か。
バイデン米大統領は、次期FRB議長の指名を早急に行うと述べ、パウエルFRB議長と次期FRB議長候補のブレイナードFRB理事とホワイトハウスで会談した、と報じられており、関連ヘッドラインに要注目か。
タカ派のクオールズ前FRB副議長が12月末の退任を発表し、来年1月末に任期満了を迎えるタカ派のクラリダFRB副議長や2月に任期満了を迎えるパウエルFRB議長は、個人的な金融資産の売買で倫理規定違反をウォーレン上院議員(民主党)から批判されていることで、正副FRB議長の一新の可能性にも要警戒となる。
原油価格の高騰を受けて、インフレ高進と景気減速によるスタグフレーションへの警戒感が高まりつつあることで、バイデン米政権が、米戦略石油備蓄(SPR)の放出や原油禁輸などで高騰している原油価格を抑制する可能性にも要警戒となる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処(めど)は、一目均衡表・転換線の113.76円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処(めど)は、10月11日の安値の112.08円。
