米国は25日に感謝祭で休場になることで、感謝祭に向けて今日と明日は1年間で最も米国民が移動することになる。本来ならば休場ムードになるところだが、本日は米国から11月の各種購買担当者景気指数(PMI)が発表され、明日は米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として最も重要視している米個人消費支出(PCE)の発表を控えていることもあり、市場参加者が少ない中で神経質な動きになりそうだ。
本日発表のPMIは製造業、サービス業はともに10月よりも強い結果になるとの市場予想になっている。10月の製造業は市場予想を下回った反面、サービス業は予想を上回る、まちまちな結果となった。もし、両業種ともに上回る(もしくは下回る)場合は、市場は素直にドル買い(もしくはドル売り)に反応しそうだ。
ドル円は本日欧州入り後、2017年3月以来の水準を回復したが、その後は急落している。ドル円の上値を抑えるのは、市場がいまだにドルロングのポジションが多いことだ。11月16日時点の商品先物取引委員会(CFTC)が発表した円先物のみのポジション状況は、円ショートは減少傾向にあるが、依然として円ショートの額は大きめで、いまだに調整過程にある。昨日、FRB議長の再任が決定したパウエルFRB議長と、副議長に就任するブレイナードFRB理事はそろってインフレに対する警戒発言をしたことで、日米間の金利差が拡大していることもあり、ドル円は中長期的は買いトレンドが継続されるとの考えが根強い。しかし、ポジションの傾き解消までは、上昇スピードは緩やかなものになりそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、本日高値115.15円。その上は2017年3月10日115.51円。
・想定レンジ下限
ドル円の昨日欧米入り後の安値114.07円、その下は昨日安値113.87円や日足一目均衡表・基準線の113.85円。
