本日のニューヨーク為替市場では、昨日水準を下げた米長期金利の動向を気にしながらの取引は変わらず。経済指標の結果や米連邦準備理事会(FRB)高官の発言内容にも気を付けたい。


 NZ準備銀行(RBNZ)の追加利上げが現実味を増し、英中銀(BOE)の来月利上げへの期待が高まるなか、為替はドル買い一辺倒という動きではなくなった。米金利先高観は依然として残るが、昨日の米債市場の動きを見る限り、ここから米長期金利が上昇一辺倒というわけでもなさそうだ。米10年債利回りが先週レンジの下限1.539%付近を下回ってくるようだと、ドル円などは溜まったロングを縮小する動きが進むかもしれない。


 ただ昨日発表された本邦の10月貿易統計は3カ月連続で赤字であり、本邦実需としてはドル円が下げたところは買いたい向きが多いのは確か。日足一目均衡表・転換線と基準線が並ぶ113.85円から12・15日安値113.76円が支持帯として機能するかが、まずは下サイドのポイントとなりそうだ。


 経済指標は前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:26.0万件/212.0万人)、11月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:24.0)、そして10月米景気先行指標総合指数(予想:前月比0.8%)が発表予定。


 また、NY午前にはボスティック米アトランタ連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演、午後にはエバンズ米シカゴ連銀総裁やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定され、それぞれインフレや金利への見解が注目される。


 なお、22時過ぎには南アフリカ準備銀行(SARB)金融政策委員会(MPC)が政策金利を発表する。市場湯予想は3.50%で据え置きと3.75%に引き上げで拮抗とされているが、どちらかと言えば据え置きを見込む向きが増えているもよう。MPCが利上げに踏み切った場合にランド相場はより動意付くことになるか。


想定レンジ上限

・ドル円は昨日から本日にかけてのレンジの半値114.43円、ランド円は200日移動平均線7.55円。


想定レンジ下限

・ドル円は前述した113.76円、ランド円は3月24日安値7.25円。