本日のNY為替市場のドル円は、明日25日のクリスマスの振替休日のクリスマス・イブとなることで、英国市場引け時間のロンドン17時(日本時間25日1時)までの閑散な取引が予想される。
閑散取引の中で、経済指標や要人講演・発言などのイベントもないことで、突発的な地政学リスク関連やオミクロン株関連のヘッドラインに警戒していくことになる。
地政学リスクの発信源は以下の通りとなる。
・ウクライナ:プーチン露大統領は、北大西洋条約機構(NATO)が攻撃姿勢で臨むならば、軍事的対応も辞さない、と警告している。ちなみに、30年前の1991年12月26日は、プーチン露大統領が復活を望んでいるソビエト連邦が消滅した日でもある。
・中国・ウイグル自治区:バイデン米大統領が、中国新疆ウイグル自治区産品の輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法」に署名、成立したことで、中国政府による報復措置に要警戒か。中国外務省は内政干渉である、と反発している。
・中東:サウジアラビアが中国の援助を受けて大陸間弾道ミサイルを製造している、と報じられており、イランの核開発と相俟って、中東の地政学リスクを高める可能性。
オミクロン株関連では、英国がクリスマス・ロックダウン(都市封鎖)を回避したことで、英欧米での感染急拡大のネガティブな報道に要警戒か。
ドル円のテクニカル分析では、一目均衡表の「三役好転」の買い時代に入っている。しかし、「ヘッド・アンド・ショルダー」(114.70円・115.52円・114円台半ば)の可能性もあり、変化日は、114.70円(10/20)から115.52円(11/24)の26日期間に対応する12月29日付近となる。12月29日の遅行スパンは115.43円(11/24)であり、終値ベースで下回っていれば、続伸ではなく反落の変化日の可能性が高まる。ネック・ラインが112.73円から112.53円へ下がっていることで、上昇途上のヘッド・アンド・ショルダーではなく、天井圏の可能性が示唆されている。
