NYタイムは、ここもとの最注目指標といえる米消費者物価指数(CPI)が発表となる。今回11月分の市場予想はヘッドラインが前月比+0.7%(10月 +0.9%)、前年同月比+6.8%(同+6.2%)。コア指数は前月比+0.5%(同+0.6%)、前年同月比+4.9%(同4.6%)。前月比での伸びの勢いをやや落ち着かせつつも、前年と比べた場合の伸びは広がるとの見方だ。
想定通りの強めの結果となれば、米連邦準備理事会がタカ派へ傾斜するとの思惑を高める。来週14-15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和の段階的縮小)のペース加速への期待も強まるだろう。
予想比より伸びが鈍ったとしても、インフレ率の上昇ペースが明確に鈍化したと確信させるような結果にはならないと見る。週末のポジション調整と相まってドル相場が下押しても、テーパリングは粛々と進むとの観測を否定するような状況に陥らなければ、ドルは底堅さを維持できるとみる。
米金利の水準が低下した場合でも、米株の買い意欲を支援する展開はありうる。リスク選好の意識が、ドル円の下値をことになるだろう。
