ドル高の流れが続くなか、ドル円は一時115.68円まで上昇したが、株安が重しとなり伸び悩んだ。欧州株は総じて売りが先行し、日経平均先物は大幅安となり、ダウ先物もマイナス圏に沈んだ。
NYタイムでもドル円は115円台で底堅い動きが見込まれる。米株の神経質な動きが続いていることや、ウクライナ情勢への警戒感が根強いことが、ドル円の上値圧迫要因となる。ウクライナ情勢関連でラブロフ露外務相の「ロシアは戦争を望んではいないが自国の利益は守る」「米国などとの交渉は終わっていない」などの発言が伝わっている。ウクライナ情勢をめぐる不透明感は当面続きそうだ。ただ、ウクライナ情勢への警戒感が加速すれば、リスクオフの円買いだけではなく、有事のドル買いの動きが強まる可能性も高く、ドル円の下押しは限られそうだ。また、足もとでは米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル高の流れが続いていることが、ドル円の支えとなる。
NYタイムでは米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安とする変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア個人消費支出(PCE)価格指数の発表が予定されている。12月は前月とほぼ同水準が予想されているが、FRBの積極的な引き締め方針を後押しする結果になる可能性もあり注目したい。
