6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、弱い米指標を受けて下押す場面もあったが、米10年債利回りが上昇傾向を維持したため、115円台後半での揉み合いとなった。ユーロドルは1.13ドルを挟み上下した。ユーロ円が130円台後半を中心とした値動き。


 本日の東京外国為替市場のドル円は、今夜発表される米12月雇用統計を控えて動きづらい展開が予想される。


 ドル円の注文状況は、116.00円の本日のNYカットオプションを軸にして、上値には、116.30円にドル売りオーダー、116.40円超えにはストップロス、116.50円にドル売りオーダー、117.00円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買いが控えている。下値には、115.60円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売り、115.50円にドル買いオーダー、12日と13日のNYカットオプション、115.00円にドル買いオーダーが控えている。


 米12月の雇用統計の予想は、失業率が4.1%で11月の4.2%から低下、非農業部門雇用者数は前月比40.0万人増で11月の前月比21万人増から改善が見込まれている。雇用統計が予想通り良好だった場合、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ開始観測、そしてバランスシートの保有資産の縮小開始観測が高まることになる。


 しかしながら、米国12月の雇用関連指標は以下の通りまちまちとなっており、ネガティブサプライズに要警戒なのかもしれない。

           【12月】    【11月】 

【改善】

〇ADP全国雇用者数:+80.7万人    +50.5万人

〇失業保険継続受給者数(12/12週):171.6万人 185.6万人

〇ISM製造業雇用指数:54.2      53.3

【悪化】

●ISM非製造業雇用指数:54.9     56.5

●消費者信頼感指数(雇用):42.6%   46.9%(※職が十分-雇用が困難)

●シカゴ購買部協会雇用指数:50.9    51.6

●新規失業保険申請件数(12/12週):20.6万件 20.5万件


 ドル円は、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測や年内3回の利上げ観測を背景に上昇基調にある。しかしながら気を付けたいのが、前回の利上げサイクルの3年間(2015年12月〜2018年12月)、そしてバランスシート縮小サイクルの2年間(2017年10月〜2019年8月)では、ドル安・円高に推移していたこと。水準としては、利上げサイクル初期が122円前後、終盤では112円前後、バランスシート縮小サイクル初期が113円前後、終盤が106円前後だった。