本日のNY為替市場のドル円は、明朝4時に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)声明のサプライズに警戒する展開となる。
ウクライナ情勢に関しては、28日のマクロン仏大統領とプーチン露大統領との電話会談や30日までとされるバイデン米政権によるロシアへの回答を控えて小康が予想される。21日にスイスのジュネーブで開催された米露外相会談では、ロシア側は改めて「NATO東進せず」を文書で確約するように求め、米国はロシア側の要求に対して1月30日までに文書で回答することを約束した。
FOMCのコンセンサスは、テーパリング(資産購入の段階的縮小)の3月終了、3月FOMCからの0.25%の利上げ開始、そして今年の利上げ回数は3回、さらに、量的金融引締政策(QT:Quantitative tightening)の年内の開始示唆となっている。
リスクシナリオは、テーパリングの1月あるいは2月に前倒ししての終了、2000年以来となる0.50%の利上げ示唆、今年の利上げ回数が4回となる可能性、そしてQTの早期開始が示唆される可能性となる。
パウエルFRB議長は、1月11日に開催された自身の指名承認公聴会において、「バランスシートの規模がかなり大きくなっているため、バランスシート縮小も速いペースとなる可能性がある。早く開始し、速いペースで実行するだろう」と述べていた。
ドル円の一目均衡表でのテクニカル分析では、本日は先行スパン2(114.03円)が先行スパン1(113.89円)を上抜けて雲が捻れる「変化日」となっている。FOMC声明を受けて、年初来の下落トレンドが反発するのか、あるいは反発しなければ下落トレンドが加速するのか要注目となる。
