NYタイムは12月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が発表となる。市場は60.0程度の結果を見込んでおり、11月の61.1より弱まるとの見方。ただ、50.0と11月の49.9より小幅な改善が予想されたCaixin(財新)公表の中国12月製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9と、予想より強い結果だった。横ばい予想の英12月製造業購買担当者景気指数PMI、改定値も、57.6から57.9へ小幅に改善。米ISMの改善によるドル円の上伸へ期待する市場参加者もいるだろう。


 ISMは予想より弱くても、景況の強弱を判断する際の分岐点50を上回るとみられ、ドル円相場に大きな波乱はないだろう。2017年1月以来、約5年ぶりの高値水準をつけた達成感もあり、やや荒めな調整の振れとなる可能性も一応念頭に置いて臨みたい。ただ、予想を下回っても極端に弱い結果とならない限り、米金融緩和解除のペース減速や利上げ時期の前倒し回避が意識されて米株が底堅く推移することも考えられ、リスク選好のムードがドル円を下支えするだろう。


 リスク選好・回避の状況に関しては、原油相場の動向にも注意を払いたい。石油輸出国機構(OPEC)と非OPECの主要産油国で構成されるOPECプラスによる本日の閣僚級会合に関するニュースにも一応の注意が必要か。事本的には、従来からの小幅な増産(協調減産幅の小幅な縮小)方針が維持され、大きな混乱はないとみる。ウクライナ情勢など地政学リスクの行方も警戒したい。