NYタイムは、重要な景気先行指標である米ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表となる。今回の1月分について市場は25.7程度の結果を見込んでおり、12月の31.9から悪化するとの見方。戻り歩調を足もとで鈍らせ始めたドル円の重しになる可能性がある。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制のための利上げが可能と判断した強い雇用や、それに裏付けされた賃金の先高観や消費動向に対する明るい見通しを支援に、米景気は底堅く推移することが期待できる。投資資金の米国への流入が予想され、ドル相場も底堅さを維持すると見込まれる。
しかし、年3回の利上げを相当程度は織り込んだことによるドル相場の下押し幅を取り戻すには、より一層の米金利先高観を市場が認識し、あるいは米株の堅調継続によるリスクセンチメントのさらなる強まりが必要かもしれない。「市場はまだ、ハト派なブレーナード副議長候補でさえ早期の利上げに言及し始めたタカ派なFRBの総意を織り込みきっていないかもしれない」(シンクタンク系エコノミスト)との見方もある。やがて対円も含めてドル相場が再び地合いを強めることは想定できる。しかし、今夜は弱い米指標結果が上値を重くする展開にいったん留意が必要か。
