ドル円は113.67円を安値に下げ渋り、日経平均先物や欧州株の上昇と米長期金利の上昇を支えに114.11円まで小反発した。新規の手がかりは乏しく、ドル円は今日から明日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)やウクライナ情勢をテーマとした米株や米長期金利の動向を眺めながらの動きが続きそうだ。
FOMCで引き締め加速の方針を打ち出す可能性が高まっていることや、ウクライナ情勢の警戒感で米株の神経質な動きが続いており、ドル円の上値が圧迫されている。ウクライナ情勢をめぐっては、米国防総省が北大西洋条約機構(NATO)部隊を支援するため8500人の米軍部隊の準備態勢を高めたと報じられるなど緊張感が強まっており、今後も関連ヘッドラインに要注意となる。ただ、地政学リスクの高まりはリスク回避の円買いが強まるだけではなく、有事のドル買いも後押しすることになるので、ドル円の下値も限られそうだ。
今回のFOMCでは、市場は3月に終了予定のテーパリング(資産購入の段階的縮小)の前倒しや、利上げペースの拡大などを確かめようとしている。
