NYタイムは、米新規失業保険申請件数など米経済指標の強弱をにらみつつ、時間外取引の米株先物などの下げ渋りが示唆するリスク回避姿勢の後退を支援に、ドル円が戻りを試せるかどうかを見定めることになる。

 各米株先物は戻り歩調をいったん弱めており、ドル円も東京タイム午後につけた114.55円から、114.19円前後まで一時下押した。本日ここまでの安値114.03円から114.55円までの値幅52銭を、前述の下押し水準114.19円に加算して求める短期チャートでのN計算値114.71円が目先の上値めど。その流れで近くに位置する昨日高値114.79円を上抜くことができるか注目。同水準を抜けて勢いづけば、次は18日高値115.06円を狙うことになる。

 「米求人数は失業者を370万人ほど上回る状態。求人をすべて解消できない労働市場の強さが米経済を押し上げ、米国への資金流入によるドル押し上げにつながる可能性がある」(シンクタンク系エコノミスト)との見方もある。足もとの労働市場の強弱を示す雇用関連指標が、ドルを押し上げる展開になるか注視したい。