3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米10年債利回りが1.84%台まで上昇したことで114.99円まで強含んだ。ユーロドルは、ラガルドECB総裁がインフレへの警戒感を示したことで1.1451ドルまで、ユーロ円も131.54円まで上値を広げた。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、米10年債利回り上昇で底堅い展開が予想されるものの、今夜22時30分に発表される米国1月雇用統計への警戒感から上値は限定的だと予想される。
 米国1月の雇用統計の予想は、失業率が3.9%で12月の3.9%と変わらず、非農業部門雇用者数は前月比15万人の増加で、12月の前月比19.9万人の増加から増加幅の減少が見込まれている。1月の雇用情勢や平均時給が低迷していた場合、複数のFRB当局者が利上げに対して慎重なスタンスを示していたことで、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅は0.25%、今年の利上げ回数も3-4回程度の可能性に留まることになる。

 米国1月の雇用関連指標は以下の通り、やや悪化している。
         【1月】     【12月】(〇改善・●悪化・▲マイナス)
【改善】
〇失業保険継続受給者数(1/12週):167.5万人 171.8万人
〇ISM製造業雇用指数:54.5      53.9
【悪化】
●ADP全国雇用者数:▲30.1万人    +77.6万人
●新規失業保険申請件数(1/12週):29.0万件 20.6万件
●ISM非製造業雇用指数:52.3     54.9
●消費者信頼感指数(雇用):43.8%   44.2%(※職が十分-雇用が困難)
●シカゴ購買部協会雇用指数:49.1    50.9

 ドル円の注文状況は、上値には、115.00-20円に断続的にドル売りオーダー、115.50円と115.80円にドル売りオーダー、116.00円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買いが控えている。下値には、114.10円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売り、114.00円にドル買いオーダー、本日のNYカットオプションが控えている。
 ドル円のテクニカル分析では、1月28日の高値115.68円から4手連続陰線で下落した後、抱き線で反発して、一目均衡表の基準線と転換線を上回って引けており、続伸の可能性が示唆されている。下値支持線は、一目均衡表の雲(上限114.17円・下限114.03円)、上値抵抗線は1月28日の高値115.68円となる。