本日のニューヨーク為替市場でもドル円は、米金利動向を睨みながらの取引が続くか。米金融当局者はインフレ抑制に明確な姿勢を示しており、米金利の上昇基調は変わらなさそうだ。ただこのところの金利上昇ペースがかなり速かったこともあり、ある程度の調整も念頭に置いておきたい。
本日の東京午前にドル円は121.41円まで上昇し、2016年2月高値121.49円に迫った。当時と現在の状況を日経新聞が比較しており、それを参考にすると、日本の貿易収支は16年2月が黒字で今年2月は赤字と正反対。また日米金利差が16年2月2日は1.77%、本日は2.15%程度まで広がっている。6年前と際立って違うのがWTI原油先物であり、16年2月初旬が30ドル前後、昨日NY引けは111ドル台だった。これだけ見るとドル買い円売りの需要は衰えそうもなく、ドル円は買い場探しと考えざるを得ない。
ただドル円の14日間RSIが80を超えているなど、買われ過ぎ感は確かに出てきている。昨日や本日も高値から60銭ほどスルッと下落する場面もあった。円安材料が目立つだけにポジションも円売りに偏りやすく、その反動も速いということか。暫くは振り落とされないように気を付けながらのトレーディングとなりそうだ。
なおNY序盤にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がパネルディスカッションに参加する。その後にデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演や、ブラード米セントルイス連銀総裁が討議に参加予定であり、それぞれ発言内容が注目される。

