NYタイムのドル円は、本日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるなか、利食いや、米系短期の売りが背景とされる足もとの下落の落ち着きどころを探る展開となる。ここ最近の急騰もあって、FOMCイベント前のポジション調整がいったん売り方向で強まることは想定内ともいえる。すでに市場コンセンサスの0.25%利上げは十分に織り込み切った感があった。

 そうしたなか今夜はNY序盤に、米金融政策の現在の焦点である物価の動向を示す指標の1つ米卸売物価指数(PPI)が発表となる。消費者物価指数(CPI)や個人消費支出価格指数(PCEデフレータ)など、消費レベルの物価指標よりマーケットの動きへの直接的な影響は推し量りにくい部分もあるが、市場予想とギャップが生じた場合、神経質になっている市場の振れにつながることは考えられる。物価の高い伸びが続く状態を相応に織り込んできたが、足もとでドル円の下押しがやや急に進んだため、予想より強い結果がドル円の買い戻しを誘うことも想定できる。物価の伸びを受け、FOMC声明やFOMCメンバーの見通しなどに関するタカ派な見方や、一部市場参加者の0.50%利上げの思惑を意識させる展開も視野に入れておきたい。