NYタイム、ドル円は123円後半の底堅さを維持して推移しそうだ。昨日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月15日−16日分)にタカ派な思惑を強めるような追加的な材料は目立たず、米金利の低下とともにドル円が下振れる場面もあった。しかし、売り基調に転じるまでには至らず。高値圏を維持した。

 本日午後に伝わった野口日銀審議委員の「日本経済への円安のメリット・デメリットを比較すれば、プラス面の方が大きい」との見方を、市場は支持しているようだ。仮に相場に煮詰まり感が生じれば、先週5日の衆院財務金融委員会で黒田日銀総裁が示した「為替相場の変動はやや急」や、昨日伝わった桜田経済同友会代表幹事の「1ドル=100円が中長期的にサステナブル(持続可能)な水準」との見解も、調整のきっかけとなりそう。ブレイナード連邦準備理事会(FRB)理事のタカ派な発言を後押しに、123円台で買い進まれた際の値幅を縮小する展開につながると考えられる。しかし、まだその状態といえない。

 今夜も、米新規失業保険申請件数などの結果を受けた振れはあっても、ドル円は基本的に底堅さを維持するとみる。本日は、ブラード米セントルイス連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁やエバンズ米シカゴ連銀総裁が討議に参加する予定で、今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持つブラード総裁の発言をまず注視。そのほか、FRB当局者のタカ派的な総意を示唆する見解があるか注目となる。