NYタイムは、ドル円が昨日来の堅調な流れを維持できるか注視することになる。昨晩はブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事によるタカ派な発言を後押しにドル買いが加速。3月28-31日の反落幅に対する61.8%戻し123.63円に相当するレンジ付近でNYを引けた。本日の東京タイム以降、買い再燃で124円絡みの水準へ上伸している。
引き続きFRBメンバーの発言内容に市場は神経質になるか。本日はNY序盤にまずフィラデルフィア連銀のハーカー総裁が講演を行う予定。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有さないが、タカ派で知られるメンバー。昨年夏時点ですでに昨年中のテーパリング開始を主張していた。投票権を持つことになる2023年の引き締め姿勢に関する思惑を左右する発言が想定できる。日本時間午前3時にはFOMC議事要旨(3月15日−16日分)が公表となる。タカ派な内容と受け止められた同会合の議論の詳細を市場は吟味するだろう。
気になるのは、昨日来の上伸に対し、市場の動きがやや後手に回っている感があること。状況を見定めようとしているのか、現水準付近のオーダーは上下とも薄めで、相場が振れるリスクがある。米金融政策関係者の見解ほか、地政学リスクなどその他の材料を受けた上下動が大きめになる可能性に留意して臨みたい。

